「ランダムマック」デジタルサイネージアワード2023 グランプリ受賞
LIVE BOARDのデジタルOOHを活用して放映した「ランダムマック」(広告主、日本マクドナルド株式会社)がデジタルサイネージアワード2023のグランプリを受賞しました!
◆「グランプリ」受賞作品
タイトル:ランダムマック
施策内容:
コロナ禍で人とモノの出会う機会が減り、日常はルーティン化。食事を選ぶ際も、いつもの見慣れた安心感を求めて、つい同じものを頼んでしまう「メニューの固定化」心理が加速していた。そんな若者たちの不満や疲れの声がマクドナルド公式Twitterにも届くなど、楽しいはずのランチタイムにも閉塞感が漂っていた。そこでマクドナルドは、人々の冒険心に火をつけるため、メニューが予想できない偶然の出会いを作り、メニューに紐づいた複数のQRコードを重ねて「動き続けるQRコード」を開発。それを気候や時間などリアルタイムで変化する環境に合わせて、日本全国のデジタルOOHで放映した。スマホで動くQRコードを読み込むと、ランダムにメニューがおすすめされ、モバイルオーダーでそのまま直接注文できる仕組み。「メニューの固定化」に変化を与え、ルーティン化され閉塞感のあるランチタイムに予想できないワクワクする体験を提供した施策。
広告主:日本マクドナルド株式会社
広告会社:株式会社電通
クリエイティブ制作会社:株式会社電通クリエーティブキューブ
媒体社:株式会社 LIVE BOARD
Ad Server提供:Hivestack Japan株式会社
― 審査員コメント
・デジタル広告にはないOOHがもつ独自価値である「セレンディピティ」を体現したような企画であり、生活者のインサイトをとらえた表現と接触することで、マックにランチに行くという行動を誘発する秀逸な事例。
・課題解決のためにゲーム的な要素を取り入れたことによってターゲット層の興味を喚起。また状況に即したメッセージの出し分けも食欲を刺激しそう。
・時間、場所、天気などの可変の情報にさらに個人、タイミングなどのランダム性を加えて、私に向けてのレコメンドを可能にしている面白さ。サイネージのみならず、キャンペーン全体がよく練りこまれ、そこにサイネージの特性が生かされている好例。
・OOH媒体の「パブリック効果」および「リーセンシー効果」をテクノロジーの力で最大限引き出したキャンペーン。時間帯や天候、エリアに応じたDCO(Dynamic Creative Optimization)とモバイル連動により、広告主の課題解決に至った今後のOOH広告の雛形的事例。
― 日本マクドナルド株式会社 マーケティング本部 ナショナルマーケティング部 /伊藤 直美 氏 コメント
デジタルOOHを活かした、"動き続けるQRコード"をトリガーにモバイルをも連動させ、お客様にワクワクする体験を提供する、というこの施策は、私たちにとっても新しいチャレンジでした。新しいチャレンジに不安はつきものですが、この企画は、見せていただいた時から私たちもワクワクがあふれ、展開されるのが待ち遠しい内容で、準備期間もとても楽しく進めていたことを覚えています。そして実際に展開後は、多くのお客様に弊社の様々な商品と出会っていただけ、モバイルオーダーも使っていただけるという良い結果を得ることができました。さらにそれらが実を結び、このような素晴らしい賞を受賞できましたこと、大変嬉しく思います。電通様、ライブボード様をはじめ、携わって頂きました全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました!