「デジタルサイネージアワード2023」2作品受賞! グランプリ『ランダムマック』 優秀賞『~街に溶け込む恐竜~RAPTORS' RULES TOKYO』
株式会社 LIVE BOARD(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 櫻井 順 以下、LIVE BOARD)は、2023年6月14日(水)に開催された「デジタルサイネージアワード2023」にて、エントリーさせていただいておりました2作品において、「ランダムマック」(広告主、日本マクドナルド株式会社)がグランプリを、「~街に溶け込む恐竜~RAPTORS' RULES TOKYO」(広告主、東宝東和株式会社)が優秀賞を受賞したことをお知らせします。
◆デジタルサイネージアワードとは?
一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムが主催し、公募されたデジタルサイネージの作品の中から優秀な作品を選出・表彰することで、デジタルサイネージ市場をさらに活性化させていくことを目指すものです。作品募集は2023年4月17日(月)~2023年5月12日(金)に、デジタルサイネージコンソーシアムサイト上で行い、6月14日に開催された審査発表会でグランプリ1作品と優秀作品8作品が選出されました。
◆「グランプリ」受賞作品
タイトル:ランダムマック
施策内容:
コロナ禍で人とモノの出会う機会が減り、日常はルーティン化。食事を選ぶ際も、いつもの見慣れた安心感を求めて、つい同じものを頼んでしまう「メニューの固定化」心理が加速していた。そんな若者たちの不満や疲れの声がマクドナルド公式Twitterにも届くなど、楽しいはずのランチタイムにも閉塞感が漂っていた。そこでマクドナルドは、人々の冒険心に火をつけるため、メニューが予想できない偶然の出会いを作り、メニューに紐づいた複数のQRコードを重ねて「動き続けるQRコード」を開発。それを気候や時間などリアルタイムで変化する環境に合わせて、日本全国のデジタルOOHで放映した。スマホで動くQRコードを読み込むと、ランダムにメニューがおすすめされ、モバイルオーダーでそのまま直接注文できる仕組み。「メニューの固定化」に変化を与え、ルーティン化され閉塞感のあるランチタイムに予想できないワクワクする体験を提供した施策。
施策期間:2022 年 4 月 11 日 ~ 4 月 24 日
広告主:日本マクドナルド株式会社
広告会社:株式会社電通
クリエイティブ制作会社:株式会社電通クリエーティブキューブ
媒体社:株式会社 LIVE BOARD
Ad Server 提供:Hivestack Japan 株式会社
動画:https://youtu.be/2WXkYku6Lgo
公式サイト:https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-1
― 審査員コメント
・デジタル広告にはないOOHがもつ独自価値である「セレンディピティ」を体現したような企画であり、生活者のインサイトをとらえた表現と接触することで、マックにランチに行くという行動を誘発する秀逸な事例。
・課題解決のためにゲーム的な要素を取り入れたことによってターゲット層の興味を喚起。また状況に即したメッセージの出し分けも食欲を刺激しそう。
・時間、場所、天気などの可変の情報にさらに個人、タイミングなどのランダム性を加えて、私に向けてのレコメンドを可能にしている面白さ。サイネージのみならず、キャンペーン全体がよく練りこまれ、そこにサイネージの特性が生かされている好例。
・OOH媒体の「パブリック効果」および「リーセンシー効果」をテクノロジーの力で最大限引き出したキャンペーン。時間帯や天候、エリアに応じたDCO(Dynamic Creative Optimization)とモバイル連動により、広告主の課題解決に至った今後のOOH広告の雛形的事例。
― 日本マクドナルド株式会社 マーケティング本部 ナショナルマーケティング部 /伊藤 直美 氏 コメント
デジタルOOHを活かした、"動き続けるQRコード"をトリガーにモバイルをも連動させ、お客様にワクワクする体験を提供する、というこの施策は、私たちにとっても新しいチャレンジでした。新しいチャレンジに不安はつきものですが、この企画は、見せていただいた時から私たちもワクワクがあふれ、展開されるのが待ち遠しい内容で、準備期間もとても楽しく進めていたことを覚えています。そして実際に展開後は、多くのお客様に弊社の様々な商品と出会っていただけ、モバイルオーダーも使っていただけるという良い結果を得ることができました。さらにそれらが実を結び、このような素晴らしい賞を受賞できましたこと、大変嬉しく思います。電通様、ライブボード様をはじめ、携わって頂きました全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました!
◆「優秀賞」受賞作品
タイトル:「~街に溶け込む恐竜~RAPTORS'RULES TOKYO」
施策内容:
本作品のジュラシック・ワールドのテーマ「人間と恐竜の共存」を街中にも反映するため、舞台を東京に絞り、街に溶け込ませ、突然出現する演出をリアルにするため、天候や時間帯によってクリエイティブを出し分けできるLIVEBOARD社のデジタルOOHを使用しました。日本の都心にある池袋(2箇所)・六本木・青山の4箇所で、場所・時間経過・天候によってガラッと変わる壁面の色の変化を徹底的に研究し、計16パターンのクリエイティブを制作。どの場所、どの時間帯、どの天候においても壁への溶け込みのクオリティが高く、通りがかる人に「まるで恐竜に突然襲われるような」インパクトを与える体験を実現した。ビルの外壁かと思いきや突然出現する恐竜は、映画の中身そのものではないでしょうか。通行人を楽しませると同時に、映画自体の興味関心を促す演出を行いました。
施策期間:2022年7月25日 ~ 8月1日
広告主:東宝東和株式会社
広告会社:株式会社電通
クリエイティブ制作会社:株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND
メディア社:株式会社 LIVE BOARD
DSP提供:Hivestack Japan株式会社
動画:https://youtu.be/KR7dKpzpHTw
公式サイト:https://digital-signage.jp/openevent/award/dsa2023-10
― 審査員コメント
・出す場所に応じて、ロケーションに溶け込む工夫がなされており、まさにクリエイティブが光る事例。海外のOOHクリエイティブ事例に比べて日本ではサイズの問題もあり、なかなかインパクトのある企画が難しいなか、海外の場でプレゼンテーションできる非常に好事例だと感じました。
・リアル感追求のために場所・天候に応じたコンテンツ制作を行っていることにクリエーターのこだわりを感じる。
・複数個所で時間や壁の色に合わせてクリエイティブを配信。かつ、平面でも3Dのような演出が可能ということを示した。クリエイティブ×テクノロジーの新しいデジタルサイネージの活用法。
・街にあるサイネージを最大限活用し、映画タイアップなど、非常に考えられた広告企画でした。改めて、サイネージ広告にはこの様な面白い企画が必要だと感じました。
― 株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND /クリエイティブディレクター 倉橋 拓也 氏 コメント
映画と同様に「溶け込む」というテーマで取り組みました。LIVE BOARDの媒体特性を活かして、様々な場所でたくさんの素材を出し分けながら、高い精度で作品世界を街なかに実装させていただけました。このような賞をいただき、関係各社さま含め、誠にありがとうございました。
受賞作品は、デジタルサイネージアワード公式サイトにてご覧いただけます。
URL:https://digital-signage.jp/openevent/award
LIVE BOARD公式サイト:liveboard.co.jp/case/award
今回の受賞にあたり、各企業様、関係者の皆様には、心より御礼と共にお慶び申し上げます。
LIVE BOARDでは、これからもOOH市場、デジタルサイネージ市場の活性化のため、尽力させていただきたく思います。
◆株式会社 LIVE BOARDとは
データドリブンにターゲティングや効果検証を実現するデジタルOOHアドネットワークオペレーター
OOH領域において国内で初めてインプレッション(広告視認者数)に基づく配信を実現。コロナ禍のような人流変化が起こりやすい状況下でも、"そのとき、その場所で、その広告を"見ると仮定される人数をもとに、限りなく実態に即した広告配信および課金体系を展開。加えて、屋外・屋内、電車内、駅構内など日本全国の多様なデジタルOOHを束ねた独自ネットワークに国内最大級キャリアのビッグデータを掛け合わせることで、性・年代別によるターゲティングなど、従来のOOHでは難しかった"ヒト"基点による配信を可能にしました。