World Out of Home Organization Awards 2024 Technical Innovation Awards部門グランプリを受賞!
~Can you conversation with the memories of the city?~
株式会社 LIVE BOARD(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 櫻井 順、以下LIVE BOARD)は、OOHの国際協会であるWorld Out of Home Organization(以下WOO)が主催する、WOO Awards2024のTechnical Innovation Awards部門にて、エントリーしておりました「Can you conversation with the memories of the city?」(日本語作品名:話すビル/広告主:一般社団法人東京ビエンナーレ)が見事グランプリを受賞したことをお知らせします。
なお、会場ではファイナリスト3社による最終プレゼンが行われ、来場者約500名による投票の結果、グランプリを獲得することができました。
参照:WOO Awards 2024ファイナリスト選出(LinkedIn)、WOO Awards 2024 Technical Innovation Awards部門 グランプリを受賞(LinkedIn)
WOOAwards2024公式サイト:https://www.worldooh.org/news/awards-at-hong-kong
◆Can you conversation with the memories of the city?(「話すビル」)とは
2023年9月23日(土)〜11月5日(日)に開催された、国際的芸術祭の「東京ビエンナーレ2023」において、東京ビエンナーレとLIVE BOARDがコラボレーションし、LIVE BOARDが運営する都内の屋外ビジョンを活用した、ビルと話せる前代未聞のインタラクティブアートイベント「話すビル」を開催しました。
「話すビル」は、東京都新宿長野屋ビルに設置されている屋外ビジョンLIVE BOARDのスクリーンに、そのビルの窓や壁が顔のように出現し、歩行者が路上に設置されたマイクで話しかけると、近辺の街の歴史などを語ってくれるインタラクティブなアートイベントです。長野屋ビルは歴史が古く1915年から街の歴史を見守ってきましたが、その間、1923年には関東大震災、1940年代に大空襲を経験しています。当時を知る人は薄れ、忘れられている東京の記憶をよみがえらせるべく、この老舗ビルをアート作品へと変貌させ、ビルに歴史を語ってもらうことを考えました。その歴史の記憶は、大規模言語モデルの中に眠っていると考え、「話すビル」の会話にはChatGPTを活用することを思案。屋外ビジョンが、建物そしてAIと一体化して人々と話す画期的な挑戦でした。
このイベントは、東京ビエンナーレのリンケージの一つである「Not Lost Tokyo」プロジェクトの一環として行われました。「Not Lost Tokyo」は、東京の失われていく記憶や風景を、言葉、写真、3Dモデル、AIなど様々な方法で次の世代へつないでいくことを試みました。
◆イメージ画像
作品動画:Can you conversation with the memories of the city?(日本語名:話すビル)英語版 / 日本語版
◆関連企業
広告主:一般社団法人東京ビエンナーレ
広告会社:株式会社電通
クリエイティブ:株式会社ピラミッドフィルムクアドラ
媒体社:株式会社 LIVE BOARD
◆東京ビエンナーレとは
東京ビエンナーレとは、東京のまちを舞台に2年に1度開催する国際芸術祭。東京のまちに国内外から幅広いジャンルの作家やクリエイターが集結し、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく芸術祭です。
◆World Out of Home Organizationとは
World Out of Home Organization は、会員を代表して OOH 業界の促進と向上に取り組んでいる唯一のグローバル OOH 協会です。
◆株式会社 LIVE BOARD
データドリブンにターゲティングや効果検証を実現するデジタルOOHアドネットワークオペレーター
OOH領域において国内で初めてインプレッション(VAC)※に基づく配信を実現。コロナ禍のような人流変化が起こりやすい状況下でも、"そのとき、その場所で、その広告を"見ると仮定される人数をもとに、限りなく実態に即した広告配信および課金体系を展開。加えて、屋外・屋内、電車内、駅構内など日本全国の多様なデジタルOOHを束ねた独自ネットワークに国内最大級キャリアのビッグデータを掛け合わせることで、性・年代別によるターゲティングなど、従来のOOHでは難しかった"ヒト"基点による配信を可能にしました。
※ LIVE BOARDは、OOHグローバルメジャメントガイドラインにて推奨されている、視認調査に基づく視認率を加味したインプレッション(VAC=Visibility Adjusted Contact / のべ広告視認者数)を採用しています。媒体の視認エリアの中にいる人数(OTS=Opportunity to See)のうち、OOH広告に接触する可能性のあるのべ人数(OTC=Opportunity to Contact / 視認エリア内での移動方向や障害物の有無を考慮)を定義。この数に媒体に応じた視認率を加味することで、実際に広告を見るであろうのべ人数(VAC)を推計しています。